ユニバーサルな企画、デザイン、アジャイル型開発:株式会社デジナーレ [designare corp.]
用途に合わせて「既存」も変わる - 水を貯めないシンク
ユーザインタフェース と言ってしまうと、主に機械やコンピュータのアプリケーションを人が使うためのインタフェース(=情報のやりとりを仲立ちするもの)を指すと思うのですが、広い意味で捉えれば、人が使う道具の操作盤など全てがそうなのだと思います。
オーディオのスイッチ類も、エアコンのリモコンも、ドアノブでも...全てユーザビリティに配慮して、ユーザーがわかりやすく、使い安くする必要がありますよね。同じモノであっても、対象年齢や設置場所によってデザインも変える必要もあります。
話はがらっと変わりますが、駅やデパートの公衆トイレを利用して、手を洗うシンクに水が貯まっていて不快な思いをしたことはありませんか?
シンプルに手を洗ったことしかない人間にとって、なぜ水を貯める必要があるのかわかりませんが...終わったらきちんと水を流せ、と。またシンクの栓がただ壊れているだけの場合もありますし、だったら栓なんて取っちゃえばいいじゃん、とも思います(実際に元々ついていた栓を外しているシンクを多々見かけます)。
そんな私の日常モヤモヤッと思っていたことを更に発展させて「だったら最初から貯められなきゃいいじゃん!」ってデザインなのが、Eumar社のバスシンクの新シリーズAbisko sink。
水そのままを彷彿とさせる流線形のデザインがイイですね。写真のように濃い色の壁の前にあると、水の絵のようでもあります。排水溝が詰まって不快な思いもしなくなるし。...一歩間違えたら座ってしまいそうではありますが。
また、水の量が多すぎると排水溝に上手く納まらなさそうとか、手がすごく汚かったりしたら、汚い水がずっと流れるのが見えるのはどうか...とか。シンクの表面積が広いので、かえって掃除に時間がかかりそう、或いは設置に場所を取るので、利用できる空間に限りがある...。
こういうことって「インターフェース」そのものの問題ではないのですが、多方面からみた「ユーザビリティー」ではありますよね。インターフェースとユーザビリティは切っても切れないので、現実的に使うには相当工夫が必要かもしれません。
実際に利用される場、人々、状況をわが身にい置き換えて想像し、デザインに反映させることが、ユーザビリティの第1歩ですね。
その他の写真:Trendar:Abisko Washbasin from Eumar: the beauty of conservation


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