Writer:tsuda 更新日:2026/07/24
最近、こんなことを感じていませんか
「昔ほど、検索から問い合わせが来なくなった気がする」
「広告費は増やしているのに、サイト経由の反響がじわじわ減っている」
もし心当たりがあるなら、それは気のせいではありません。
クリエイティブバンクの調査によると、勤務先の企業サイトのアクセス数の変化について、「大きく減った・やや減った」という回答があった割合は41.8%にのぼり、「増えた」の22.0%を大きく上回っていました。
人が情報にたどり着く経路が、いま静かに、しかし確実に変わりつつあるのです。
何が起きているのか
これまで人は、検索エンジンにキーワードを打ち込み、表示された複数のサイトを自分で見比べていました。
しかし今は、生成AIやAI検索に質問を投げかけ、まとめられた答えを受け取る流れが急速に広がっています。つまり、人に選ばれる前に、まずAIに見つけてもらい、正しく理解してもらう必要が出てきたということです。
AIがサイトの内容を読み取れなければ、回答の候補にすら挙がりません。どれだけ良い商品を載せていても、"素通り"されれば見込み客の目に触れる機会が減ってしまいます。
従来の検索対策だけでは、この新しい入り口に対応しきれなくなっているのです。
AIに理解してもらう工夫
こうした時代に注目されているのが、AIO(AI Optimization)という考え方です。
かつて重視された「検索結果で上位に出すための対策(SEO)」が"検索エンジンで目立つこと"を狙うものだったのに対し、AIOは"AIに正しく理解され、紹介してもらうこと"を目指すもの、とイメージしてください。
難しそうに聞こえますが、考え方はシンプルです。人が理解しやすいサイトは、AIにも理解しやすい。だからこそ、「どこをどのように見直すべきか」を考えることが、これからのサイト運営では欠かせません。
AIOについて、詳しくはまた別の機会で説明していきます。
なぜ「AIに読み取ってもらいにくいサイト」が生まれるのか
AIに読み取ってもらいにくいサイトが増えている原因は、多くのサイトが「人が目で見ること」だけを前提に作られている点にあります。
人間は多少ごちゃごちゃしたページでも、雰囲気で「ここが見出し」「これがボタン」と察して読めます。しかしAIはそうはいきません。どこが見出しで、何が重要な情報なのかがきちんと区別されていないと、伝えたいことが十分に伝わらないのです。
見た目は立派でも、内部が"機械にとって分かりにくい"サイトだと、AIには中身の整理されていない箱のように見えてしまいます。
AIにも「伝わる」サイトに整える
AIにきちんと読み取ってもらえるようにするには、下記のように、サイトの中身を「人にもAIにも、きちんと伝わる」状態に整えることが肝要です。
- ・ページの構造を整理し、見出し・本文・ボタンの役割を明確にする
- ・情報のまとまりや順序を、誰が見ても(何が読んでも)分かるように組み立てる
そして重要なのは、この「機械に伝わりやすい状態」が、そのまま人にとっての使いやすさに直結する点です。
情報が整理され、迷わず目的にたどり着けるサイトは、訪れた人の満足度も高めます。AI対応と顧客の快適さは、同じ方向を向いているのです。
まず、自社サイトが「読み取りやすい状態」か確かめる
新しい検索の時代に取り残されないために、まずは自社サイトが「人にもAIにも正しく伝わる作りか」を客観的に把握することが出発点です。こうした状態は、専門的にはユーザビリティ(使いやすさ)やアクセシビリティ(誰もが使える状態)が高い状態といいます。AIに見つけてもらえるサイトへの第一歩として、一度現状を見直してみてはいかがでしょうか。
デジナーレの「ユーザビリティ×ウェブアクセシビリティ診断サービス」では、ユーザビリティとWebアクセシビリティの両面から、人だけでなくAIにも伝わりやすいかを診断するサービスを提供しています。
「AIに見つけてもらいやすいサイトにしたい」という方は、ぜひお問い合わせよりお気軽にご連絡ください。