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LinkedInの効果的な運用ポイントをご紹介

Writer: akino 更新日:2024/10/29

LinkedInは、企業のブランディングやリード獲得に欠かせないビジネスSNSとして広く活用されています。特にグローバルに展開する企業にとって、効果的な運用が重要です。今回は、LinkedInの運用に携わる楳原さんに、運用を始める際のポイントや投稿戦略について詳しくお話を伺いました。

AKINO
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Q. LinkedInを始めたきっかけや、当時解決したかった課題は何ですか?
A. 近年、LinkedInは世界中のビジネスシーンで「名刺代わり」とも言える存在になり、スタートアップ企業のプロモーションにも欠かせないツールとなっています。今回ご支援した企業はグローバル市場をターゲットとしており、SNS運用が整っていなかったため、サポートを提供しました。主な課題は、サービスの海外での認知度をもっと向上させる必要があったためです。
楳原
楳原
AKINO
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Q. 最初の投稿内容や、それを作る際に意識したことは何ですか?
A. 最初の投稿は企業の概要と今後の展望についてでした。まずは「どんな企業なのか」を広く知ってもらい、信頼できる情報源としてフォロワーとの関係を築くことを意識しました。
これが企業の「認知・周知」を進める上で重要なステップでした。
AKINO
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Q. LinkedIn運用で最初に設定すべき重要な項目は何なのでしょうか?
A. LinkedIn運用を始める際に、最初に設定すべき重要な項目は、私は5つだと考えています。
下にまとめました。
①方針
企業アカウントの目的や運用方針を明確にし、どういったゴールを目指すのかを決定する
② 目的
主に採用活動のためなのか、それとも営業ツールとして活用するのかをはっきりさせる。この目的に応じて投稿の内容やトーンが変わってくるため。
③ ターゲット層
業界別にフォロワー層を分析し、どのようなフォロワー層を獲得したいかを定める。定めたターゲットに合ったコンテンツを考える。
④ あるべき姿
企業のイメージをどう伝えるか、またどのようなポジションを築きたいかを定める。信頼性やプロフェッショナリズムが重要視されるLinkedInでは、この要素が特に大事。
⑤ フォロワー属性の優先度
どの属性のフォロワーを優先的に増やすかを決める。例えば、スタートアップ企業であれば、投資家やパートナー企業をターゲットにすることも考慮すべきです。

これらの設定を最初に行うことで、企業アカウントの方向性が明確になり、効果的な運用が可能となります。私たちはクライアントに合わせてこれらの要素を慎重に調整し、信頼性を重視したプロファイル作りをサポートしています。

AKINO
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なるほど!投稿だけじゃなくて、始める前にこんなにもポイントがあったのですね。
投稿の頻度やタイミングはどう決めていますか?(SNSって続けるのが大変ですよね…)


A. 投稿の頻度やタイミングは、フォロワーの増加傾向やエンゲージメント率を分析しながら決定しています。一般的な目安として、週に1~2回、1日1投稿を基本としていますが、頻度よりも投稿の質とタイミングが重要です。
楳原
楳原

タイミングに関する方針
  1. 投稿準備

    • 1ヶ月分の投稿ネタを事前に準備し、計画的に運用。
  2. ターゲット層に合わせた投稿タイミング

    • ターゲット層が最もアクティブな時間帯を意識。
    • ビジネスパーソン向けには、平日の午前中や昼休みに投稿するのが効果的。
  3. イベント・キャンペーン告知のタイミング

    • イベントやキャンペーン前後に複数回投稿を行い、フォロワーの関心を維持・喚起。
  4. ペイド投稿の活用

    • 有料のペイド投稿を適切なタイミングで組み合わせ、最大の効果を目指す。
投稿内容に関する方針
  1. オーガニック投稿とペイド投稿の組み合わせ

    • 無料のオーガニック投稿と有料のペイド投稿を組み合わせることで、リーチと効果を最大化。
  2. エンゲージメント重視の内容

    • 無理に投稿数を増やすのではなく、フォロワーにとって有益な情報を届け、エンゲージメントを高めることを優先。
  3. 分析結果を基にしたフォロワー増加予測

    • 過去のデータを元に、1回の投稿で増加するフォロワー数を予測し、投稿内容の精度を向上させることで、クライアントの目標達成をサポート。

AKINO
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Q. ターゲット層に効果的なアプローチをするため、どんなコンテンツを重視していますか?
A. ターゲット層に効果的なアプローチをするためには、フォロワーの属性に合わせた二段階のコンテンツ戦略を採用しています。


一段階目:企業をまだ詳しく知らない人向けの「認知・周知」を目的としたコンテンツ
例) 企業の歴史やビジョン、取り扱う製品やサービスの概要

POINT:丁寧に説明することで、信頼感を醸成し、フォロワーに企業の存在を知ってもらいます。特にスタートアップ企業の場合、ブランド認知が低いことが多いため、この段階での情報提供が非常に重要です。

二段階目:ターゲット層に向けた有益な情報や営業接点となるコンテンツ

例) 業界の最新トレンド、製品に関する技術的な情報、またはクライアントが参加するイベントの告知・レポート

POINT:フォロワーの関心を引きつける工夫をしています。イベント参加に関連するコンテンツは特に効果的で、「事前告知→現地レポート→結果報告」という3段階の投稿が「いいね」や「シェア」につながりやすく、企業との接点を深めるきっかけになります。

 

AKINO
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Q. LinkedInの他のSNSにはないメリットは何ですか?

A. 前職ではtoC向けにInstagramを運用していましたが、LinkedInは実名での運用が主で、ビジネスに直結するチャンスが多いです。実際にLinkedIn経由で海外のイベントや展示会へのオファーが届くこともあります。また、名刺代わりにLinkedInでつながることが増えてきていて、クライアントからもLinkedInのQRコードを名刺に入れたいとの声が寄せられています。これはLinkedInの運用成功の証だと感じています。

楳原さん、ありがとうございました。
我々では、BtoB向けの新規サービスのプロモーション支援を行っています。
今後も新しいノウハウがたまってきたらshareしていきますので、よろしくお願いします。