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使える/使いやすい入力フォーム設計【後編】

Writer: tsuda 更新日:2026/05/01

こんにちは、サービスプロデューサーの津田です。

前回の記事「使える/使いやすい入力フォーム設計【前編】」では、入力フォームにおける入力しやすさの土台についてお話ししました。

後編では、入力した情報を送信する前後における配慮と、安全で使いやすい認証システムについて解説します。

 

■ エラーをわかりやすく、具体的に伝える

入力エラーが起きている場合は、どこが間違っているのかをテキストで明確に伝えましょう。

  • 場所と理由をセットで

    エラーメッセージは、該当する入力項目のすぐ近くに、項目名を明示して表示しましょう。
    ただ「必須項目に入力してください」と表示させるのではなく、「お名前は必須項目です」と具体的に示すことで、修正が容易になります。

  • 修正方法を提案する

    「半角英数字のみで入力してください」といった具体的な修正案を提示すると、ユーザーもどのように修正を行えばよいか理解しやすくなります。

 

■ 送信前の「確認」と「修正」の機会を作る

ユーザーが情報を送信する前に誤りに気づき、修正できるようにしましょう。

  • 確認画面の設置

     送信完了前に、入力内容を見直し、必要であれば入力画面に戻って修正できる仕組み(確認画面など)を用意しましょう。

  • 重大な取引への配慮

    金銭的な取引や法的行為が生じる重要な情報を送信させる場合は、送信の取り消し、入力内容の確認、エラーチェックなどの仕組みを、内容の重要度に応じて適切に組み合わせて実装しましょう。


■ 「知的努力(記憶や判断などの負担)」 を強いない認証

ログインなどの認証プロセスで、ユーザーの記憶力や問題解決能力に過度に依存する設計は避けましょう。 

パスワードの記憶や、ワンタイムコードを他のデバイスから転記する操作、画像選択などの操作を伴う認証は、一部の方にとって負担となる場合があります。これらを採用する場合は、入力のしやすさや手順の分かりやすさに配慮することが重要です。

また、パスワードマネージャーからのコピー&ペーストを許可する、メール等で送られてきたリンクから認証できる仕組み(いわゆるマジックリンク)を選択肢として用意するなど、複数の方法から利用できるようにすると、より使いやすくなります。

 

■ まとめ:アクセシビリティとユーザビリティの両輪で

入力フォームでは、ユーザーの入力ミスをわかりやすく伝えること、また認証プロセスでは負担のない手段を提供することが重要です。

これらに配慮すると、ユーザーは迷いやストレスなく操作できるようになり、結果として、特定のユーザーに限らず、すべてのユーザーにとって使いやすい体験につながります。 

デジナーレの「ユーザビリティ×ウェブアクセシビリティ診断サービス」では、これら両面を総合的に診断するサービスを提供しています。

「自社サイトの入力フォームが、使える/使いやすい設計になっているか確認したい」という方は、ぜひお問い合わせよりお気軽にお問い合わせください。