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なぜWeb改善には、アクセシビリティとユーザビリティの“同時診断”が必要なのか

Writer: tsuda 更新日:2025/12/26

こんにちは、サービスプロデューサーの津田です。

 

今回は「なぜWeb改善には、アクセシビリティとユーザビリティの“同時診断”が必要なのか?」についてお話しします。

Web改善のご相談を受けていると、
「とりあえずアクセシビリティ対応をやりたい」
「使いにくいところだけ直したい」
と、アクセシビリティとユーザビリティのどちらか一方を改善してほしいといわれるケースが少なくありません。しかし、片方の観点だけでは、Web改善として十分な成果につながらないことがあります。

 

アクセシビリティだけでは、必ずしも体験は完成しない

アクセシビリティ診断では、「誰でも使える状態か」「利用を妨げる要因がないか」をチェックします。
これはとても重要ですが、

  • 操作の流れが直感的でない
  • 目的にたどり着くまでに迷う
といった使いにくさまでは十分に拾えず、ターゲットユーザーから見た利便性・満足度が向上するための改善をすることはできません。

 

ユーザビリティだけでは、使えない状況が出てしまう

一方でユーザビリティ改善だけに注力すると、
対象となる想定ユーザーにとっては快適でも、

  • 特定の操作ができない人
  • 環境的に利用が難しい人
を置き去りにしてしまう可能性があります。

ユーザビリティだけを向上させても、そもそも利自体用が難しいと感じている対象ユーザーへの対応が不十分になります

 

だから「同時診断」が必要

アクセシビリティは誰もが使える土台
ユーザビリティは使い心地を磨く視点

この2つは役割が違いますが、重なり合う部分も多く、片方だけでは全体像が見えません
同時に診断することで、

  • 使えない原因
  • 使いにくい原因
  • どこから直すべきか

を一つの地図として整理できます。

結果として、改善の優先順位が明確になり、効果的なWeb改善が可能になります。

 

誰もが使いやすい体験を、現実的につくるために

ユーザビリティとアクセシビリティはどちらも重要であり、一緒に設計すればよりよいWeb体験を生む観点です。
同時に診断することは、理想論ではなく、限られた予算や時間の中で本当に効く改善を行うための近道だと私たちは考えています。

「どこに課題があるのか分からない」
そんなときこそ、両方の視点から一度立ち止まって見てみるのがおすすめです。

 

デジナーレでは、ユーザビリティとウェブアクセシビリティ両方の観点から診断する、「ユーザビリティ×ウェブアクセシビリティ診断サービス」を提供しております。

どなた様もお問い合わせフォームよりお気軽にお問合せください。