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ICTの可能性を感じ、中学校教諭からITエンジニアへ

Writer: インタビュー 更新日:2025/09/03

こんにちは。サービスプロデューサー&広報の西田です。
今回は弊社のエンジニア、FMさんにインタビューしました!

FMさんの前職は中学校教諭で、発達障害を抱える生徒たちを対象にサポートを行われておりました。現在はエンジニアに転身し、制作案件のフロントエンド・バックエンド双方の開発に携わるだけでなく、業務工程で発生した課題に対して自ら改善案の提案や開発まで行っておられます。

今回は異業種から転職されたFMさんに、入社の決め手や業務でやりがいを感じたことをうかがいました。最後には弊社の選考を検討されている方にむけたメッセージもありますので是非最後までお読みください。

中学校教諭からエンジニアへの転身は、少しギャップがあるように感じますが、IT業界に興味を持ったきっかけを教えてください。

前職(発達障害通級)の現場で生徒達と接していく中で、ITに興味を持ちました。

例えば、文字を書くことが苦手な生徒がおり、ペンの代わりにキーボードを使ってメモを取るという場面がありました。その生徒にとって“どうやってメモを取るか”の選択肢が増えたことにより、他の生徒と同じように学習を進めることができるのだとICTの可能性を強く感じたことがありました。

また、当時私が居た学級には精神面の不安を抱えている生徒も多かったのですが、その中でプログラミングを趣味に持つ生徒がいました。その生徒は自分でゲームを作り、毎週私に見せに来てくれていたのですが、いつからかその生徒の中で“できる”ということに自信を持てるようになってきて、これまでのネガティブな発言がポジティブな内容に変わっていったことがありました。

何度かこういった場面に遭遇したこともあり、ほかの生徒にもITを還元できないかなと自分でも勉強を始め、はまっていき、資格を取っていくうちにエンジニアという職に興味をもちました。

転職活動のきっかけ・デジナーレに興味を持ったきっかけを教えてください

前職ではICTを使う側だったのですが、上記のような現場を経験して、作る側になりたいと思ったことです。
教諭を続けていく選択肢もありましたが、ライフプランを考えたうえでチャレンジするなら今だなと転職を検討し始めました。

また、デジナーレに興味を持ったきっかけは、“裁量をもって制作できる環境”という点でした。
自分の中で、転職の際に企業選びで重視していたことがあり、一つがWeb系アプリの制作に上流工程から携われること、もう一つが一緒に働く仲間や上司との相性で、それらを実現できるのがデジナーレでした。

異業種転職につき、応募する際に不安はありましたか?

はい、ありました。
異業種への転職につき、今までの経験が通用しないのではないかという不安が大きかったです。

不安を抱えている中で、最終的にデジナーレへの入社を決意された一番の理由を教えてください

最終的に誰と働きたいかを考えたときに、現在の上長である前川さんの存在やエンジニアチームとの相性が大きかったです。

私の採用面接は、エンジニアチームの津村さん・前川さんが担当してくださったのですが、会話を進めていく中で、お二人は現場経験が豊富で、未経験の自分にもちゃんと教えてくれそうという信頼感を持つことができました。
また、自分の趣味の話が、お二人の業務に通じる部分があり、自分の人柄も含めて受け入れてくれているという印象を持つことができました。
他社の選考にも進んでいましたが、こういったコミュニケーションが入社の決め手になりました。

実際に入社されてからの研修・動き方はどんな様子でしたか?

入社してから1カ月半は研修を行い自分でシステムを作成しました。
研修後は、実際に案件に参画し、案件理解~実装までを行いました。

上長とは1日に1回通話するタイミングがあり、Todo整理や、躓いた点の相談などを行っていました。
加えて、自分からも上長やチームメンバーに積極的にコミュニケーションを取るように意識していました。

とある1日の流れ 

9:00-9:15 

・タスク確認 

9:15-9:30 

・大阪オフィスのmtg 

9:30-11:00 

・案件①作業 

11:00-12:00 

・案件②の会議(要件定義) 

12:00-13:00 

・休憩 

13:00-13:30 

AMタスクの質問相談 

13:30-15:00 

・案件①の作業の続き 

15:00-16:00 

・案件③の保守(顧客からの相談対応) 

16:00-17:00 

・案件①の作業の続き 

17:00-17:15 

・大阪オフィス 夕方mtg 

17:15-17:30 

・その他作業 

17:30-17:45 

・案件②の定例(進捗) 

17:45-18:00 

・終業にかけて片付け 

 

慣れない業務や新しいことを学ぶ中で、「壁」と感じたことはありましたか?

はい、自分で勉強はしていたのですが実際に何かを作ったことがなかったので、実際の開発業務でどのようなツールを使い、どう進めればいいのか、コードを書くときのロジックの組み方などに、当時は壁を感じていました。

例えば、アプリには実行環境、コードエディタ、バージョン管理ツールなど、開発に必要なツールやアプリケーションなどがたくさんあり、まずはどんなものがどんな用途で使われているのかを理解するために、入社後1カ月半の間に10個程のアプリを触ってみました。また、APIに適切にリクエストを送るコツや、コードが肥大化しないための工夫などに苦戦しました。

「壁」に対して周囲のサポートはいかがでしたか?「これは助かった!」と感じたエピソードがあれば教えてください。

私の場合は、上記で触れた上長との通話と、チームメンバーのサポートが大きかったです。

当時は1日5回くらいヘルプの電話をしてしまったのですが、それに対して上長もチームメンバーも全力で対応してくれて、あの時のサポートがあったからこそ業務をこなすうえでの基礎を整えられたのだと考えています。

様々な壁を乗り越えてこられた中で、「成長したな!」と実感することはありましたか?

ありがたいことに、日々成長を感じています。

特に実感している成長ポイントが2つあります。
1つ目は比較的小規模な開発案件なのですが、エンジニア+ディレクターの業務を一人で担うような動き方ができるようになったことに成長を感じています。
技術的な業務だけでなく、開発の流れを作るところから、会議のファシリテーション・顧客の要望を吸い上げるところまでできるようになり、今ではこの案件の保守をメインで担当させていただいております。

2つ目は大規模な開発に携わり、視座が高まったことです。小規模な開発では実施しないような性能試験などを実施し、これまで自分が見てきた“システム開発”というものの全体像が見え、より立体的にとらえられたことに成長を感じました。
顧客の要望を費用内・期限内にどうやって実現するかなど、ビジネス的な観点でも物事を見られるようになってきたと感じていて、入社の決め手でもあった上流工程からシステム開発に携われるということを実感できた経験でした。

前職のご経験が活きていると感じる部分はありますか?

はい、相手の意向をくみ取るスキルが活きているなと感じることがあります。

教諭時代は、生徒達の間でトラブルが生じた際に、彼らの説明を聞いて解決に導かなければならない機会が多くあり、少ない情報から正しく状況を理解する練習をしてきました。
現在の業務においても、顧客が抱えるふわっとした課題を具体指示に落としシステムに反映していくところが似ているなと感じていて、教諭時代に培ってきたスキルをうまく活かせているなと感じます。

今後の展望についてお聞かせください。デジナーレで、どんな「新しい挑戦」をしてみたいですか?

サービスを一から作ってみたいです!

現在の業務の中で、顧客にヒアリングし具体指示に落としシステムに反映していくフローに楽しさを感じており、企業選びの際にも自分の理想としていた“上流工程からシステム開発に携わる”機会をもっと増やしていきたいと考えています。

さらには、いろんなスキルを持つメンバーと各自の強みを活かしながら一つのサービスを作っていきたいという思いがあり、その中で私はリリース後の運営・保守まで考えられる動き方ができたらいいなと考えています。

最後に「あの時の私」のように、デジナーレへの転職を考えている方へ、応援メッセージをお願いします。

私はデジナーレに転職して本当によかったなと思っています。

その一つに“風通しの良さ”があります。
昨年のデジナーレ全体会企画の際、マネージャー陣とブレストを行ったのですが、メンバーからの直球コメントがありました(笑)
メンバーからマネージャー陣にはっきり意見を伝えられる関係性もすごいなと思いましたし、マネージャー陣もメンバーからのコメントをちゃんと受け止めてくれたと感じた経験があるので、立場関係なくいろんな考え方を持つ人たちと一つの目標に向かって協力しあえる組織だと実感しました。

強力なマネージャー陣もおりますし、周りのサポートも充実しているので、デジナーレに転職して損はさせない!と伝えたいです。

ぜひ大阪オフィスでお待ちしています!

最後までお読みいただきありがとうございました!

デジナーレや、エンジニアの職種に興味を持っていただけたら、まずはご応募ください。
また、転職に対する不安などがございましたらお気軽にお問い合わせください。